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守谷市長選挙公開討論会
守谷市長選挙に立候補を予定している土田敦司氏、小川一成氏、会田真一氏による講演を聞いたので報告します。
今の守谷市には東急不動産の高層マンションであるブランズシティ守谷の問題の他にも、ゴミ焼却炉に纏わる疑惑やクレトイシ跡地開発の疑惑、松丸修久市議がオーナーである松丸工業(株)との癒着疑惑など多くの疑惑が渦巻いており、その渦中にはいずれも会田真一氏が存在します。
パネリスト
・土田 敦司 氏
・小川 一成 氏
・会田 真一 氏
コーディネーター:若林 純也 氏
主催:(社)常総青年会議所
会場:守谷中央公民館
日時:2008年11月13日18:30-20:30
なお、候補者同士の討論や会場からの質問は公職選挙法に抵触する恐れがあるとのことで、禁止されました。
若林純也氏の出す設問に対して、予め抽選で決められた順番に従い候補予定者が考えを述べていくというスタンスです。
今回は討論会形式ではないこともあって、ブランズシティ守谷やその他の疑惑に触れられることはほとんどありませんでした。
守谷市長選挙公開討論会
○市長選に立候補した理由となすべきこと
・会田真一氏
住民目線で市民と共同でまちづくりを進めていきたい。
教育の水準を上げて子供たちのいいところを伸ばしていき、お年寄りが安心して住める、守谷らしい教育・福祉を国の施策に一歩先んじて進めていきたい。
・土田敦司氏
住民にとって本当に住み良い町にするにはしがらみをなくすことが必要。
今までは箱ものを作ってきたが、これからは中身を充実させていきたい。高齢者が明るく元気に過ごせる町にするために医療費に投資すると共に、子育てや教育のためにも投資していきたい。
健康と命が最も重要である。784自治体中守谷市は670位と治安が悪化しており、空き巣や車上荒らしが横行している。防犯は重要だ。
・小川一成氏
会田市長を16年間支えてきたが、ここ数ヶ月間会田さんとは意見を異にしている。7月に、議会の多くの議員が会田さんに意見を聞いてもらえないと訴えてきた。議会の意見は住民の意見だと考えている。長期政権の弊害が出ており、これは会田さんの問題というのではなく、自身も含めて人間のどうしようもない問題である。
守谷は福祉に冷たいのではないか。75歳になると健康診断の項目が減少する。インフルエンザの予防接種もH16年は3,500円の補助があったにも関わらず、H17年には1,000円に削減され、H20年になってようやく2,000円に増額されたが、これでは足りない。無料化したい。
寝たきりの人に在宅での床屋のサービスが以前はあったが、なくなってしまった。福祉に力を入れたい。
○歳入の安定的な確保と市の負債削減について
・土田敦司氏
財政改革により税金の無駄遣いをなくすことが必要。
子供は将来守谷市に住むのが難しくなり市外に出てしまうだろう。市内に住み続けることを優遇し、歳入を確保するなどのアイディアが必要だ。
負債削減には入札改革を行うと共に、その前に本当に必要な歳出なのかどうかを第3機関などにより審査する必要がある。
・小川一成氏
市有地21億円相当やあまり使われていない市道を払い下げる。税制調査資金17億円を活用する。
住民増による自然増の他に税金滞納者からの徴税率を上げる。
学校の建設などのために高い金利で借りた借入金を繰り上げ償還したり金利の低いものに切り替える。
借入を抑制する。
・会田真一氏
歳入確保と税収は異なる。税収は人口増でH18年の80億円からH19年は100億円に増加した。
歳入は借金減や交付税の廃止により減少している。
国から借り入れている高い金利のものも返せるように変更されたので返していく。
守谷には使い切り予算はなく、余ったら別の予算に回している。
守谷は学校関係、上下水道、TX関連で借金が多いが、H15に350億円あったものを4年間で300億円に圧縮した。これは、市民一人当たりの借金が65万円から52万円に減少したことに相当する。あと3年間は苦しいがそれを乗り越えれば随分と楽になるだろう。
○守谷市の市町村合併や地球温暖化対策への取り組みの賛否、定額給付金や後期高齢者医療制度の賛否
・会田真一氏
小さな合併はするべきではなく、やるなら政令指定都市を目指すべきだ。
地球温暖化対策への取り組みは賛成。
定額給付金は難しい問題でやっかいだ。別の方法もあったのではないか。
後期高齢者医療制度には元々反対だったが、今は難しい問題だと考えている。
・土田敦司氏
合併問題で市民にアンケートを行ったところ、回収率が30%しかなかった。もっと関心を持ってもらうことが先決である。
地球温暖化対策への取り組みは賛成。
定額給付金は首相の人気取りのための疑いがあるので反対。
後期高齢者医療制度は見直しが必要だ。
・小川一成氏
小さくても輝ける町ができるのなら、合併は必要ない。財源やマンパワーなどの問題のため合併に至るケースが多いが、守谷は遠い将来は分からないが現状はやっていける。
地球温暖化対策への取り組みは賛成。
定額給付金は難しい問題である。
後期高齢者医療制度は廃止するべきだ。
○TX守谷駅前、クレトイシ跡地の開発について
・土田敦司氏
市が単独で行う大型開発には反対である。負債も増加する。
市民が必要なスーパーを作り、小回りの利く交通機関を確保することで、高齢者でも安心して買い物に行けるようにしたい。
駅前に子育てのための施設の整備が必要。
駅前にちょっとした飲み屋や食事ができるお店が欲しい。歩いて買い物などの生活ができるコンパクトシティを目指したい。住宅街のスーパーが無くなって困っている。
・小川一成氏
駅前には立ち寄れる商店街が求められている。
クレトイシの開発は急ぐ必要はない。周辺住民の意見も聞く必要がある。スーパーを作るなどバランスのとれた開発を行い、人の流れを作ることが重要である。
守谷の開発は急ぐ必要はなく、むしろ抑制するべきである。将来の人口を10万人と想定して開発が進められているが、既に多くの緑を失った今、現状でも8万人台後半は受け入れ可能だ。
守谷は公園の多い町だというが、これは裏を返せばそれだけ多くの緑を失ったということだ。これ以上積極的な開発を行う必要はない。
・会田真一氏
駅前では大型施設の誘致に地権者の意見が一致しなかった。現在、東口にモールの建設計画を進めている。
クレトイシは3〜4年前に操業を中止し、その後周辺の地権者から一緒に開発を進めたいとの要望があった。これから一緒に考え、緑を残しながら開発を進めていく。
○商業の活性化について
・小川一成氏
駅前は有料駐車場ばかりであり開発はうまくいっていない。第2の天王台とも言われている。周辺には市所有の土地もあるので活用していく。
個人商店街は八坂神社を中心に栄え、10月の商工祭りでは商品がほぼ完売した。守谷の中でも2極化が進んでおり、遠くて不便でも人気の店もある。そのようなところからヒントを得たい。
駅東口の道路をなぜきちっと八坂神社周辺の商店街に繋げなかったのか。そうすれば商店街も生き返ったのではないか。可能なのにしなかった、このような悔いを残さない町づくりが肝要である。
・会田真一氏
大型店舗を誘致したことで活性化が進んでいる。地元の店舗は銀行の紹介や利子補給を行ったがうまくいかなかった。
例えば守谷市の屋根の付いた駐車場で、定期的に商品を販売しそれを定着させればうまくいくだろう。やる気のある人と手を携えながら商業や農業をやっていきたい。
・土田敦司氏
大型店舗はもう必要ない。
市内外から公募で起業を募り市が支援していくことが、若い人のやる気やチャレンジ精神を引き出すための一つの方策となるだろう。
県南は首都圏の食糧生産基地であり西友やカスミでは地元の商品があっという間に売り切れる。これをもっと広範囲に紹介していけば活性化につながる。
○教育とはなにか
・会田真一氏
教育は点数だけではだめであり、知育、体育、徳育、食育が重要である。早寝、早起き、朝ごはんを徹底していきたい。ちょっとした譲り合いを江戸しぐさというが、守谷しぐさのようなものを作っていきたい。
学校だけではだめであり、家庭や地域と一緒になって子供たちを育てていきたい。今の子供は外に出て遊ぶことが少ないが、地域で安心安全な環境で育てることが必要。
義務教育の義務は本来、親が子供を学校に行かせる義務を指している。行政は場を与えるだけであるので、これを履き違えてもらっては困る。国の指針でも障害をもつ人は地域で育てなさいと言っている。
守谷市の145の町内会や自治会への加入率は70%と高くない。もし災害が起きたら行方が分からなくなる場合も出るだろう。地域力を高めることが大事である。
・土田敦司氏
年齢に関係なく生きていくことの術を身に付けていくのが教育である。義務教育では他人に迷惑をかけずに自立していくことが目的だ。必要最低限の知識と技術、倫理観を身につける。
英語も重要だが、その前に日本語の教育が何よりも必要であり、自分の意志や考え、価値観を話せるようにする。
大学生のレベルが落ちている。義務教育の課程で必要最低限のものをしっかりと教える必要がある。いい大学や会社に入るというようなことは問題ではない。
・小川一成氏
教育は人の道である。三つ子の魂百までというが、人の道をぶってでもきっちりと教えることが教育である。教育に理屈を付ける必要はない。
ラオスの子供たちは勉強をしたがり、いじめに関してはそれを表わす言葉すらない。見習わなければいけない。大人の道を見せて人の道を教えることが重要だ。
○次期市長任期中に実現させたいこと、まとめ
・小川一成氏
守谷は人口10万人を目標に開発を進めてきたが、TXの開通で利便性が高まり、ブレーキをかけないと20万人になってしまうだろう。開発ではなく抑制が必要である。守谷は田園調布や芦屋を目指すべきだ。これから住む人よりも今住んでいる人が満足することが必要である。
市長の多選禁止条例を3期12年に制定し自らをも縛りたい。
ゴミ焼却炉は命にかかわる問題だ。タクマは製造したことがない。北海道では爆発事故が起こり、キルン方式の製造元であるシーメンスは撤退した。ダイオキシンの発生は他の方式でも十分に抑えることができる。
・会田真一氏
ゴミ焼却炉は常総広域組合の議会での議決を経て行っており、ここで述べることではない。
地域のコミュニティーづくりを行い、地域力を高めていきたい。空家を借り上げ、お年寄りが集まる場やお年寄りと子供との触れ合いの場、集まって一杯飲む場などに活用したい。
やまゆり号が1時間に1本走っているが、早急に15〜20分に1本に増やしたい。
守谷は子供の数が多いため一クラスの人数を減らすことは困難だが、小学1〜2年生や、中学1年生の英数国理を複数担任としたい。
・土田敦司氏
しがらみを一掃したい。
守谷市の公共事業の落札価格は予定落札価格の96%である。一方、取手市は90%、茨城県の平均では80%となっており、長野県や富山県では73%と低い。もし守谷が取手並みの90%になれば1億5千万円が、長野や富山並みの73%になれば7億5千万円が節約できる。現状は無駄遣いを行っている。行財政改革を進め医療や行政・福祉を充実させたい。
各地域に足を運び市政に反映させる仕組み作りをしたい。
○略歴
・土田 敦司 氏
民主党
昭和43年生まれ
米国ミネソタ州コモパーク高校卒業
横浜国立大学卒業
守谷市議会議員1期
土田あつし 活動報告
・小川 一成 氏
自由民主党
昭和22年生まれ
県立水海道一高卒業
明治学院大学卒業
守谷町会議員2期
茨城県議会議員4期 副議長
小川一成 透明な市政を目指して!
・会田 真一 氏
無所属
昭和26年生まれ
県立水海道一高卒業
中央大学中退
守谷市長4期
あいだ真一
○感想
公開討論会という名の企画でしたが実際には討論は行われず、既にパンフレット等に印刷されている内容の説明が主でした。
投票者を決めている方にはその確認のために有用だったと思いますが、今回の討論会だけで候補者を選択するのは難しいかもしれません。
会場は定員の400名+立ち見も多数と大盛況で、お年寄りや小さな子供を連れたママの参加も多く、場内から関心の高さが伝わってきました。
とても良い企画だったと思います。
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